明日の朝日が見たいんだ(言い訳)

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【MTGA】リミテッド「エルドレインの森」の感想

≪今回のシーズンを通して≫
今回の「エルドレインの森」のリミテッドについて、序盤、事前評価で「赤、黒が強いカラー、青が弱いカラー」との予測があったので、シーズン始めは赤と黒を主軸にピックを行った結果、勝率が一時6割を超える絶好調の時期があった。しかし、中盤になると周りの環境理解が進み、予習したアドバンテージが無くなり勝てなくなり、5割5分ほどに勝利を落とすことに。終盤、カードの優先度がある程度分かるようになり、それに併せて卓における色の空き状況がある程度判断でき、最終的に勝率を5割7分まで上げることができた。

 

≪勝率を上げるために意識したこと≫
今回の「エルドレインの森」で勝率を上げるために意識したことは、①トレードによるアドバンテージと②ゲームスピードの2つ。

①トレードによるアドバンテージ
今回のメカニズムに「出来事」が存在しており、カードアドバンテージが対戦結果に響きやすい環境だと考えていた。例を挙げれば、「お菓子を狩るもの」は、「出来事」の除去と5マナ5/5の生物の2つ役割を持っており、「出来事」で除去できれば、手札を減らさず相手に1枚ディスアドバンテージを与えることできる。また、「甘歯村へようこそ」は、1/1トークンを生成しながら、+1/+1カウンターを撒く効果を持ってるなど、このような1枚で2枚以上の役割を持つカードを積極的に採用するよう意識にした。

②ゲームスピード
「エルドレインの森」で勝率の高い色の組み合わせは、白赤、赤黒の2トップであり、どちらもゲームスピードが速い部類である。2マナ域の生物を出せなければ押し込まれる展開が多いため、2マナ域生物を積極的に採用。マリガン基準も2マナ生物がいるかが重要な判断となった。また再録エンチャントもありボムレアが多く、ゲームスピードを遅らせるとボムレアが出てくる確率が高くなるため、出来るだけ理想のゲームレンジで対戦を終わらせるよう意識にした。

この2つを意識したため、終盤になるにつれ勝率を上げることができるようになったのだと思う。

 

≪色の組み合わせ別の勝率≫

「エルドレインの森」において、個人的な感覚では、色の強弱が「赤≧黒>緑>白>青」と思っていたとおり、勝率は赤が絡みの色の勝率が高かった。面白いのは緑が絡んだ色。白緑を除いて他の組み合わせは勝率55%を超える大金星。あと、最弱と思っていた青だが、勝率的には白の絡んだ色と同じくらい。特に白青はシールドでパックが白青に偏った時に選んだことが1回あっただけで、能動的に選んだことがなく対戦数も3回と最低であった。

 

≪色の単体でみた勝率≫

ピックは除去から入ることが多いためか、対戦数は黒、赤の順で採用する結果のとなった。最下位は白。青の対戦数が3位と多いのは人気がないので参入しやすかったためだろう。勝率は意外なことにトップは緑で、赤、黒の順。予測通り青の勝率が最下位。

 

≪色別勝率の偏移≫

序盤は赤と黒を擦り倒していたので、赤だけ見れば勝率が70%を超える時期もあった。しかし、中盤は周りの環境理解が進み、アグロ一辺倒では勝てないゲームが多くなり、方針の修正が遅れ勝率が55%まで下がってしまった。中盤以降、ランク上げのために参加するプレイヤーが増えたためか、ゲームスピードが遅い緑の人気が無くなったことで緑の流れがよくなり、緑に積極的に参入。結果、最終的な成績では緑が勝率60%を超えることになった。
どのエキスパンションでもそうだが、シーズンが進み、環境理解が深まると”上振れのためゲームを作る戦略”より”上振れさせないようゲームを早く終わらせる戦略”の方が優勢になり、アグロを選択するプレイヤーが増えるような気がする(単純に回転の速い戦術を選ぶことでもあると思うが…)。これにより緑の人気が減ることになり、緑の流れが良くなったことで緑で勝つ機会が増えたのだと思う。

 

≪感想≫
以前の「エルドレインの王権」ではリミテッドの勝ち方が分からず、負けに負けていたため、今回、メカニズムに「出来事」を再採用されると聞き、若干の苦手意識があった。だが「出来事」をどのように考えて戦略に組み込むか上級者の考えを知ることができ、更に実践することで一応5割超の勝率を保つことができるようになった。上級者たちには感謝。勝てると楽しい。まだまだダイヤ帯にやっとだがミシックに上がれるよう頑張りたい。